主体性を持って読書をしてみる

読書を趣味にしている人は多くいますが、ただ漠然と読むだけでは勿体ないです。
実はあることを意識して読むだけで、新たな発見をすることがあります。
それは自分の内なる声を聞いてみることです。

読書はその名の通り書を読むことですが、そこから何を得るのかは人によって異なります。
暇つぶしに読んだだけで次の日には覚えていない場合もあるでしょう。

もちろん書籍の内容にもよりますが、そのような結果になるのは読み方に問題があるのです。
これは何事に対してもいえることですが、受動的な態度で臨んでことはあまり印象に残りません。

一方で主体性を持って取り組んだことは、いつまでも強い印象となって残ることが多いです。
たとえば、親に無理やり通わされた習い事に関しては、いろいろなことを学んでも大きくなると忘れてしまいがちです。

それに対して楽しくて積極的に通っていたのであれば、大人になってからも覚えていることがよくあります。
実は読書に関しても、まったく同じことがいえるのです。
ただ文字を読むだけでなく、その内容を咀嚼して自分がどう感じるのかを検証してみると、それだけで記憶に定着しやすくなります。

その内容をどれくらい受け入れると良いのかを判断できる

さらに自分の内なる声を聞いてみることは、他にも大きなメリットをもたらします。
その内容をどれくらい受け入れると良いのかを判断できるのです。

日本人の特徴として、活字で書かれているものを信じやすいことが挙げられます。
言い換えると、書籍に強い影響を受けやすいということです。

たとえば血液型について書かれた本を幼い頃に読んだ場合、大人になっても何となくその内容を信じているという場合もあるでしょう。
血液型で性格が決まるのが迷信だと知っても、書籍から受けた影響を完全に抜くのは難しいです。

もちろん内容が素晴らしいものであれば、強い影響を受けても問題はありません。
しかし残念ながら、世の中の書籍には多くの駄作も含まれています。
それどころか悪影響を及ぼす害悪となる書籍も珍しくはありません。

読書をするときに自分の内なる声に耳を傾けることは、それらから自分を守る行為に他ならないのです。
つまり、内なる声がフィルターの役割を果たしてくれるということです。

肯定と否定の2択をする

そう言われても、実戦するのは難しいと感じるかもしれません。
その場合は肯定と否定の2択をするだけでも良いです。

たとえば、自分を奮い立たせる方法が書かれている書籍を読んだとします。
そのような書籍では、いったん徹底的に自分を追い込むという手段が紹介されていることもあるでしょう。

しかし、鵜呑みにして実行してみても成功するとは限りません。
もともと逆境に弱い人であれば、立ち直れなくなってしまう恐れもあります。

この場合は、読んだときに自分の内面に目を向けて、どのような感情が湧き起っているのかチェックしましょう。
心が静かに澄んでいるのであれば肯定を意味し、ざわついているのであれば否定を意味します。

後者のざわつきは、自分には向いていないというサインです。
すなわち、否定的な直感と言い換えられるものであり、これを見過ごすわけにはいきません。

自分との対話の時間を持てる

潜在意識がその方法を取り入れることに警鐘を鳴らしているのです。
このように、自分の心の内をチェックする習慣をつけることで、読書の内容に対する取捨選択が可能になります。

その他に、自分との対話の時間を持てることもメリットです。
人は意外と自分がどういう人間なのか分かっていません。

内なる声をしっかりと聞くことが多くなると、自分の感じ方の傾向が分かってきます。
つまり、読書をしながら自己分析も行えるということです。
就職や結婚相手を探すときに、自分自身について理解しているとても役に立つでしょう。